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SDGs 目標4「質の高い教育をみんなに」私たちにできることは?取り組み事例もご紹介
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2021.12.15

SDGs 目標4「質の高い教育をみんなに」私たちにできることは?取り組み事例もご紹介

20159月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」。この文書の中核となるのがSDGs(持続可能な開発目標)です。

SDGs17の目標と169のターゲットから構成されています。その目標のうち、教育に関するものが目標4「質の高い教育をみんなに」です。

今回は、この目標4とはどのようなものなのか、取り組み事例とともに身近ですぐに取り組めることもあわせてご紹介していきます。

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」とは?


SDGsSustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「地球上の誰一人取り残さない世界」を目指す国際目標です。社会問題や環境問題などに対し、17の目標と169のターゲットが設定され、2030年までに目標を達成するよう定められています。

▼そもそもSDGsとは?SDGsについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

今さら聞けないSDGsとは?SDGsの達成に求められる個人の取り組み


 

そのSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」は、全ての人が公平に質の高い教育を受けられる世界を目指しているものです。第一目標は、2030年までに全ての男女が初等・中等教育を修了することとされています。これを実現するためには、世界各国が協力して取り組みを行う必要があります。例えば、職業訓練の場を設けて、全ての人が平等に教育を受けられる場を提供するのも方法のひとつでしょう。

 

SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」は、下記10のターゲットから構成されています。 

4.1

2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

4.2

2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。

4.3

2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。

4.4

2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。

4.5

2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子供など、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

4.6

2030年までに、全ての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。

4.7

2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

4.a

子供、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、全ての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。

4.b

2020年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、並びにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。

4.c

2030年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員研修のための国際協力などを通じて、質の高い教員の数を大幅に増加させる。

(出典:外務省 SDGs Action Platform

 

上記のように、ターゲットでは2030年までに達成すべき目標が具体的に記載されています。全体を通して共通しているのは、誰しもが平等に教育を受けられる世界を目指していることでしょう。子どもから大人まで貧富の差などに関係なく、質の高い教育機会が得られる世界の実現が望まれているのです。

 

日本の企業の取り組み事例


では、SDGs目標4の達成に向けて日本の企業ではどのような取り組みがなされているのでしょうか。ここからは、取り組み事例を4つご紹介していきます。

パナソニック

大手電機メーカーのパナソニックは、2013年から「ソーランタン10万台プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトは、新興国を中心に電力供給設備や無電化が困難である国や地域にソーランタンを寄贈するものです。

 

パナソニックがソーランタンを寄贈している国のひとつであるミャンマーでは、学校に通えない子どもや学校に通えずに成人した人を対象として、夜間に教育を行っています。しかし、明かりがないことから満足に教育を受けられる環境ではありませんでした。

 

パナソニックはソーランタン寄贈によって、ミャンマーの夜間教育の質の向上に貢献しています。

 

公益財団法人アジア・ユネスコ文化センター(ACCU

公益財団法人アジア・ユネスコ文化センターでは、SDGs目標4の達成に向けて下記のようなさまざまな取り組みを行っています。

 

 

公益財団法人アジア・ユネスコ文化センターの取り組みは、若者や女性などさまざまな人の教育に貢献しています。

 

一般社団法人未来技術推進協会

一般社団法人未来技術推進協会は、SDGs達成のためにさまざまな取り組みを行っており、目標4の達成に向けては下記のような取り組みを実施しています。

 上記のようにSDGsへの理解を深める場などを提供することで、目標4の達成に取り組んでいます。

 

ヤマハ株式会社

楽器や音響機器などのメーカーであるヤマハ株式会社では、強みを活かしてSDGsの目標4達成に取り組んでいます。「スクールプロジェクト」では、インドやベトナムなどの子どもたちを中心に演奏の楽しさを提供。誰しもが音楽教育の場を平等に得られるよう活動しています。

 

キーボードやリコーダーなどの演奏のほか、楽譜や教材、指導ノウハウをヤマハ独自のプログラムで提供しています。

 

このようにヤマハは器楽教育を通して、子どもたちに楽器を演奏する喜びを伝え、ほかにはない取り組みを行っているのです。
 

その他、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成に取り組んでいる日本の企業については、外務省ホームページをご覧ください。

 

身近で私たちができることとは?


ここまでSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」達成のための企業の取り組み事例をご紹介しました。では、私たちが目標達成に向けて身近で取り組めることにはどのようなものがあるのでしょうか。最後に、今からでも始められる取り組みについてご紹介していきます。

 

「学ぶ」機会を増やす

まず私たちにできることは、子どもから大人までみんなが「学ぶ」機会を増やすことです。教育イベントや地域の学習体験に参加してみましょう。

学ぶ機会を増やすことで、SDGs目標4を達成するアイデアやヒントが得られます。子どもを持つ親であれば、子どもが学べる機会をより増やすために、サポートとケアを行いましょう。親子で学ぶ姿勢を大切にすることにより、SDGs目標4の達成に貢献できます。

 

募金や寄付をする

満足に教育を受けることができない新興国の子どもたちのために、募金や寄付を行うことで力となることができます。さまざまな団体が募金や寄付を行っているため、まずはインターネットなどで検索し、実際に行動してみましょう。

例えば、不要になったものを集めて資金化し、新興国への支援金としている団体があります。また、オリジナルカレンダーを購入することで、その購入金額が支援団体の活動資金となるケースもあります。SDGs教育の一環として、募金や寄付活動に取り組んでみましょう。

 

地域活性につながる学習講座を受講・開講する

全国の各地域で、それぞれの地域活性化につながる学習講座が開講されています。地域の人々と学習講座を通じ、つながりを持つことが可能です。コミュニティサークルやカルチャースクール、子どもたちの放課後学習支援など、各地域でさまざまな活動が根づいています。

学習講座を受講するだけでなく、「人に伝える」力があれば自身で講座を開講することも可能です。講座の開講を検討している場合、是非おけいこタウンのサービスをご活用ください。おけいこタウンでは「人と人が触れ合う場所」を提供することで、地域に根づいたコミュニティづくりを目指しています。

 

まとめ


今回は、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」について詳しくご紹介しました。世界にはいまだ、貧困などさまざまな理由によって満足のいく教育が受けられない子どもたちが大勢いるのが現状です。

 

まずは、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」とはどのようなものなのか内容を正しく理解し、企業の取り組み事例などを参考にして、身近でできることを考えましょう。

 

SDGs教育目標の達成に向けて「学ぶ」機会を増やしたり、地域とのつながりを持ったりすることは非常に有意義です。先生として学ぶ機会を提供したいと考えている方は、是非おけいこタウンに登録して、先生としてSDGs目標達成に貢献してください。
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