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個人でできる、社会貢献のための教育起業。事例やステップの紹介!

  • #教育
  • #社会貢献
  • #起業

起業することの目的は、人によって様々ですが、せっかく起業するなら、できれば社会貢献できる仕事をスタートさせたいと考えたことはありませんか?社会貢献と一言にいっても、働き口がない人に仕事を提供する、学校を建てる、食堂を開くなどなど、社会問題に関わるビジネスは多岐にわたります。

 

では、このような社会貢献に繋がるビジネスを、個人で始めることは可能なのでしょうか。 結論を言えば、個人でも始めることは可能です。今回は、個人でできる社会貢献のための教育起業の考え方とステップについて、ご案内します。

1.社会貢献できる仕事とは?

社会貢献に関わる事業は「ソーシャルビジネス(社会的事業)」と呼ばれています。社会貢献のための教育起業も、これに当てはまります。ここでは具体的に、ソーシャルビジネスとは、どのようなビジネスモデルであるかを見ていきましょう。

そもそも社会貢献ってなんだろう?定義や意義について解説

1-1.ソーシャルビジネスとは?

ソーシャルビジネスは、所得格差や少子高齢化、待機児童といった社会問題の解決を目指したビジネスモデルを指します。このようなビジネスを、個人で起業する人たちは「社会起業家」と呼ばれています。

 

社会起業家は、営利目的の起業ではなく、社会貢献を目的にした起業家たちの総称ともいえるでしょう。 社会貢献起業の活動の形は様々で、仕事を辞めて起業1本に打ち込む人もいれば、会社や学校、病院などに所属したまま、週末や空き時間に社会貢献起業を行う人もいます。

1-2.ソーシャルビジネスの特徴

経済産業省の「ソーシャルビジネス研究会報告書」によると、ソーシャルビジネスとは、大きく以下の3項目により定義されています。

①社会性

現在、解決が求められる社会的課題に取り組むことを、事業活動のミッションとすること。 ※解決すべき社会的課題の内容により、活動範囲に地域性が生じる場合もあるが、地域性の有無はソーシャルビジネスの基準には含めない。

②事業性

①のミッションをビジネスに変化させ、継続的に事業活動を進めていくこと。

③革新性

新しい社会的商品やサービス、それを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること。また、その活動が社会に広がることを通して、新しい社会的価値を創出すること。

 

※出典:ソーシャルビジネス研究会報告書

 

社会貢献と聞くと、自分の時間や知識、物を無償で提供することを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。無償の社会貢献も、もちろん社会には大切です。多い少ないに関わらず、自分にとって余剰な物を誰かに提供し、それが誰かの助けになるのであれば、社会問題の解決につながる可能性があります。

 

一方、ソーシャルビジネスは、このような無償貢献ではありません。社会貢献しながら利益を上げ、その利益をもって、さらに事業を継続させることを目的にしています。 無償貢献とは違い、自ら利益を生み出すことができれば、それを基に事業を継続することができ、事業によって得られた知識やフィードバックから新しいサービスや仕組みを作り上げ、提供することができます。

 

教育起業を例に挙げれば、活動する側が利益を得ることで、さらに質の高い教育(場所・設備・時間・知識など)を提供できる可能性もあるでしょう。社会問題は、一時の支援で解消されることは稀なため、効果があったかについての見極めにも時間がかかる場合があります。 そのため、社会問題に関わる事業は、長期的に展開することが求められています。 もし、これから社会貢献を目的として教育起業を目指すのであれば、ぜひ、ソーシャルビジネスも選択肢に入れておいてください。

     

2.教育を軸にしたソーシャルビジネスモデル

社会貢献を目的としたソーシャルビジネスは、海外をはじめ、日本でも行われています。ここでは、教育系ビジネスモデルの一例を紹介します。

2-1.教育系ソーシャルビジネス

〇海外

■ルーム・トゥ・リード

開発途上国にて、教育における識字と男女平等に焦点を当てることで、低所得層のコミュニティにて子どもたちの生活を変えることを目的に活動。活動のスタートは、ネパールの農村部の450人の生徒に数冊の本を寄贈したことから。

 

参考:ルーム・トゥ・リード

 

ホームページを見ると、今では「2020年までに少なくとも1,500万人の子どもたちに教育機会を与える」大きな活動となっていますが、始めは数冊の本からスタートしていることがポイントです。自分が当たり前に触れている本も、地域や場所によっては、手に入らなかったり、今まで気づかなかった価値が生まれたりすることがあります。

 

スタートからここまで、世界的に大きな活動を目指す必要はないかもしれませんが、ルーム・トゥ・リードの活動は、あなたの身の回りのちょっとしたものが、子どもたちの世界を変えるきっかけの一例になるとも言えるでしょう。

〇日本

■夢中教室WOW:不登校専門の「やりたい」を引き出すオンライン家庭教師

 

オンラインを通じて、他人の目を気にせず、全ての子どもが自分にワクワクできる社会をつくることを目的に活動

 

参考:夢中教室WOW

 

不登校の原因は様々ですが、学校の勉強よりも自分がやりたいことを突き詰めたいという欲求を持った子どもたちも、もちろんいます。夢中教室のように、やりたいことができる場があることは、子どもにとって自分が表現できる大切な経験になります。みなさんが持っている知識や経験、趣味は、もしかするとこういった子どもたちが一歩踏み出す手助けになるかもしれません。

 

■先生の学校:教え育む「教育」を超え、「きょういく」を探究し、創造するコミュニティ

 

先生を中心に、教育に興味がある人たちが集まり、講座やワークショップを通して、教育について学び、体験し、互いに交流することで、これからの教育の形を自由に作り上げていくことを目的としている。

 

出典:先生の学校

 

教育には、先生と生徒という一方的な関係だけでなく、同じ立場や理念を持った人が集まり交流することで、互いに高め合うという側面もあります。教育者と生徒という形だけでなく、同じことに興味や関心を持った人を集めるコミュニティを運営する起業も、教育起業の1つの形といえるでしょう。

 

教育と一言にいっても、子どもが対象のものだけではありません。また、学びは勉強だけでなく、クリエイティブな世界でも求められています。例えば、大人に対しては個人の趣味や特技を活かすことで、教育が社会貢献につながるきっかけを生む場合もあります。資格を活用したカラーコーディネート、趣味を活かしたカリグラフィー体験、料理教室、特技を活かした文章術、プレゼン術など、自分では当たり前と思っていることが、実は他人がほしい情報や技術になることもあり得るのです。

 

3.社会貢献起業を行うためには?

では、実際に社会貢献を目的に起業をするうえで、必要なことは何でしょうか。 押さえておきたいポイントをまとめました。

3-1.社会貢献ビジネスの心構え

社会貢献起業するために必要な心構えは、「ソーシャルビジネス研究会報告書」により定義されている基準に見ることができます。

① 社会性

現在、解決が求められる社会的課題に取り組むことを、事業活動のミッションとすること。 どのような社会的課題があるのか、ニーズを把握する力が必要です。そのニーズを満たすために、自分には何ができるのかを考えることが重要になるでしょう。

②事業性

①のミッションをビジネスに変化させ、継続的に事業活動を進めていくこと。 起業することが目的ではなく、長期にわたって継続させていく経営努力が必要になります。 また、個人の特技やスキルを伸ばし、成長していくことを視野に入れることが重要になるでしょう。 同じことを漠然と繰り返しているだけでは、ニーズに対応できなくなってしまいます。

③革新性

新しい社会的商品やサービス、それを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること。また、その活動が社会に広がることを通して、新しい社会的価値を創出すること。

新しいサービスや仕組みを提供し続けるには、1人では難しい場合もあります。スタートは個人の場合も、社会貢献を目的としている仲間や支援者との関わりを大切にし、新たな価値を発見し、提供できる場をつくることが必要になるでしょう。まず教育者としてスタートし、自分の元で学んだ生徒と起業するというパターンも可能です。

 

※出典:ソーシャルビジネス研究会報告書

3-2.社会貢献ビジネスの進め方

ソーシャルビジネスをスタートさせる具体的なプランや指針、資金があれば、すぐに起業へ進むことも可能です。しかし、提供できる趣味や特技のスキル、または能力が、どれほど価値があるものかどうかは、なかなか自分で気づくのは難しいと言えるでしょう。そのような場合には、自分の価値をテストしながら、徐々に起業に進める方法を考えてみましょう。 例えば次のようなステップがあります。

  1. ①自分のスキルを確認する
  2. ②マッチングサイトなどのプラットフォームに登録し講師になる
  3. ③ニーズを把握する
  4. ④評価を得る
  5. ⑤独立する(起業する)

①自分のスキルを確認する

まずは、自分の趣味や特技をまとめてみましょう。その際に大切なのは、「自分はプロではないからできない」と思わないことです。勉強と同じように、学ぶ人によって求める教育のレベルが違います。初心者であれば入門的な内容を、上級者であれば応用的な内容を、あなたが今いるレベルのスキルが必要な人もいるかもしれません。自分のスキルや趣味を、思いつく限り書き出してみましょう。

②マッチングサイトなどのプラットフォームに登録し講師になる

書き出しができたら、そのスキルで講師をしたり、情報を発信したりしている人がいるかを調べてみましょう。もし見つかれば、需要があることがわかりますから、自分ができる分野で講師となってみましょう。とは言っても、講師になるにはどうしたらいいか、悩むと思います。方法はいくつかありますが、誰でも講師登録ができる、マッチングサイトなどを利用すると挑戦しやすいでしょう。

 

おけいこタウン|学びたい人と教えたい人のお稽古マッチング

 

③ ニーズを把握する

講師に登録することで、生徒になりたい人から質問やコメントなどのアプローチがあるかもしれません。このようなニーズがあれば継続し、ニーズがなければ他の分野の講師になることを繰り返してみましょう。この経験は、あなたが貢献できる分野を探すことにもつながります。始めの1つで起業につながる場合もあれば、10個目で起業につながる場合もあります。あなたのどのスキルが貢献につながるか、完璧に予測することはできません。しかし、行動すれば反応が返ってくるため、そこから次の方法を考えることができます。まずは、やってみることが大切です。

④評価を得る

生徒となってくれた人ができたら、その人からの感想や評価を参考に、今のスキルを高め、提供する教育内容をアップデートしていきましょう。あなたから学びたいという生徒が増えたり、今いる生徒の満足度を高めたりという機会が得られます。

⑤ 独立する(起業する)

ある程度、自分の教育のノウハウが蓄積したら、独立や起業する計画を立ててみるのもいいかもしれません。 心がけておきたいのは、生徒との信頼や金銭、メッセージのやり取りといった個人情報など、プラットフォームのおかげで守られている部分があることです。自分が経営者として起業するのであれば、どのような責任が生じるのかについても、理解しておきましょう。

まとめ

社会貢献できるビジネスは、個人で起業できることがお分かりいただけましたでしたでしょうか?自分の趣味や特技が、求めている誰かに届くことで、その人の悩みや不安、欲求を埋めることができるかもしれません。

 

自分1人でゼロからの起業は、「ニーズはあるのか」、「自分は教育者として振る舞えるのか」という不安もあるでしょう。まずは、信頼できるプラットフォームに、講師登録するところから始めてみてはいかがでしょうか。 徐々にステップアップして、起業の準備をしながら教育起業につなげていきましょう。

 

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