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【おけいこ先生講座レビュー】小山 彩華先生「ペン習字講座」
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2022.07.22

【おけいこ先生講座レビュー】小山 彩華先生「ペン習字講座」

おけいこタウンでは、さまざまなスキルを持つ先生方が活躍しています。

今回体験した講座は、美しい文字を書くコツを分かりやすく教えてくれる「ペン習字」。

 

講師は、自身も文字を書くことがコンプレックスだったことをきっかけにペン習字を学び、書写能力検定八段を取得した小山彩華先生です。ご自身の経験を交えた丁寧で分かりやすい内容が人気の小山先生の「ペン習字講座」の様子を、当日の流れとともにご紹介。また、先生が、おけいこで大切にされていることについてもインタビューしてきました。

 


【小山 彩華先生のご紹介】

福岡大学フランス語学科卒。書写能力検定八段、大師範傳師。お手本は格言、詩歌、名文の一節から実用までさまざまなものを用意し、生徒さんたちからのリクエストにも対応してくれます。モットーは、「丁寧に分かりやすく、楽しいペン習字教室」です。

「ペン習字教室」体験レビュー

 

ご祝儀袋の表書きや結婚式や葬儀の際の芳名帳、年賀状など、ふとしたときに気になってしまうのが「文字の美しさ」。最近は手書きする機会が減ったとはいえ、ここぞというときに手書き文字が必要なことも多くあり、うまく書けないと悩む人は多いのではないでしょうか。

 

実は私も、文字にコンプレックスがある一人。そこで今回は、 おけいこタウンで見つけた小山先生の「ペン習字教室」に参加しました。会場は、きゅうでんe-住まいる福岡。福岡市の中心部、天神からは徒歩圏内、渡辺通駅すぐという便利な立地です。さらに、レッスンは1回から参加できるので、「やってみたい!」と思ったら、気軽に参加できるのもうれしいポイントです。

 

当日、会場に到着すると「はじめまして」と迎えてくれたのが、小山彩華先生。その柔らかな笑顔と声のトーンに、緊張がほぐれます。「私、文字に全然自信がないのですが、大丈夫でしょうか」と不安を口にする私に、「みなさん、そうおっしゃるんですよ。実は、私も手書き文字のコンプレックスがきっかけで、ペン習字を始めたんです」とのこと。

 

「文字は簡単に上達しないけれど、生まれ持って、きれいな文字が書けるという人もいません。私のレッスンでは、上手に文字を書くことではなく、きれいな文字の形を覚えていくことを目指しているんです」

 

 

そんな先生の言葉にあと押しされて、さっそくペン習字にチャレンジ!当日は、普段よく使うペンを用意するよう事前に伺っていたので、ほぼ毎日取材で使用している4色ボールペンを持参しました。また、ペン習字専用の下敷きがあれば持参するのがおすすめですが、用意が難しい場合は当日250円で購入できます。

 

 

事前に用意されたお手本の文章に向き合い、黙々と文字を書き写していきます。背筋を伸ばし、ひとつひとつの文字に向き合う時間。文字の形やトメ、はらいなど、気付くことがたくさんあることに驚きです。ペン習字を始めるとしばらくは、しんと静かな空間で、文字を書く音だけ。小山先生やほかの生徒さんの存在も忘れ、我ながらものすごい集中力を発揮できました。

 

 

文章を一通り書き終えたら、先生の隣に移動して添削の時間です。文字に自信がない私は、すでにドキドキですが、「きれいに書けていますよ」の一言に、思わず口元がほころびます。「1度にお伝えすると大変だから、まずは漢字からお伝えしますね」と小山先生。

 

「“雲”の文字は、“雨”をもう少し大きく書くといいですよ」「旁(つくり)より偏(へん)を少し小さく書くとバランスがよくなります」など、特定の文字はもちろん、さまざまな文字に共通するポイントまで教えてくれるので、お手本以外の文字を書くときにも応用することができます。

 

 

一通り添削が終わったら、教えてもらったことに注意しながら2度目の清書。書き終えて、1枚目に書いたものと比べてみると、自分でも成果をしっかり感じることができます。2回目は平仮名を含めて添削。よく見ると、1回目で教えてもらったポイントがうまく反映できていないままの文字が…!

 

「これはまずい」とドキドキしていると「それぞれにクセがあるから、1度で直らなくても気にしないで」と声をかけてくれます。「ゆっくりと落ち着いて書くようにすると、クセに気付きやすくなりますよ」と、改めて丁寧に教えてくれるので、安心しました。

 

 

レッスンは2時間ほど。書いて添削して…を時間が許す限り繰り返します。うれしかったのは、お手本の文章のほか、事前に伝えていた住所と名前のお手本も先生が手書きで用意してくれていたこと。それを真似して練習し、添削してもらいました。住所や名前は日頃から書く機会が多いもの。ちょっとしたコツでぐんと美しく書けるようになり、なんだか自信がつきました。

 

 

一通り添削を終えた後、「生徒さんには、万年筆をおすすめしているんですよ」と小山先生。でも、「万年筆って高価なイメージなうえ使い慣れないから、書きにくいのでは」と尋ねると、1本の万年筆を見せてくれました。「私が20年ほど使っている万年筆なんです」。

 

促されて、手に持ち文字を書いてみると、スラスラと滑らかな書き心地。「万年筆って使いづらいイメージがあるけど、ボールペンに比べてとても書き心地がよくて、初めて使う方は驚かれます。とはいえ、どれを購入すればいいか分からない、自分に合う万年筆が分からないという方もいらっしゃるので、一緒に文房具店に買いに行くこともあるんです」。お気に入りの万年筆で取り組めば、ペン習字のレッスンがさらに楽しいものになりそうです。

 

およそ2時間というレッスンでしたが、文字に向き合う時間は背筋がピンと伸び、なんだか気が引き締まったよう。小山先生の「ペン習字教室」は優しく、丁寧に教えてくれるうえ、ちょっとしたことでも気付いて褒めてくれるので、文字が下手でも安心して取り組めました。

 

美しい文字が書けることは、一生の宝物。1度でもしっかり成果が見えることで満足感が得られるのはもちろんのこと、2度、3度と回数を重ねて通いたくなるレッスンです。

小山先生へのQ &Aコーナー

先生を始めようと思ったきっかけを教えてください

私自身、文字を書くことにコンプレックスがあったんです。そこで、独学でペン習字を学び、10年かけて「習字研究社」で八段の段位を取得しました。文字に劣等感を持つ方は多くいますが、私の経験をもとに、美しい文字の書き方を分かりやすく伝えることができたらいいなと思ったのがきっかけです。

実際に先生になってどうですか?

きれいな文字を覚えることで上達することができます。生まれつき、文字がうまい人というのはいません。ほんの少しクセを直して、文字の形を意識するだけでぐんと上手になれるのですが、クセを直すのは時間がかかることも。

 

1度お伝えしても、クセが直っていないということももちろんあるのですが、「前にも言ったように」とは決して言わず、いつでも初回のように気付いたことをお伝えして、理解して覚えてもらうことを心懸けています。どんな風に伝えるのがいいか、どうやったら理解してもらえるか、お子さんへの接し方は、私自身も特に学ぶことが多いですね。

生徒さんとの触れ合いで得られる喜びなどあれば教えてください

ペン習字の教室は、黙々と文字を書くもの。そのため、生徒さんが本当に楽しまれているのかどうか、不安になることもあります。でも、終わった後に「楽しかった!」と言ってくれる人が多く、そんなときはうれしくなりますね。また、文字の上達だけでなく、段級位を目指す生徒さんもいらっしゃるのですが、進級されたり、書初めなどで賞をもらったりされた姿を見ると、自分のことのようにうれしいです。

おけいこタウンを利用しようと思ったきっかけを教えてください

実はこれまで、別の場所で教室を開いていたのですが、ビルが建て替えとなって使えなくなってしまいました。そんなとき、当時通っていた生徒さんが おけいこタウンを見つけて、勧めてくれたんです。新たに教室を開く場所を探していたので、利用してみようと思いました。

実際におけいこタウンを利用してみてどうですか?

レッスンには、2060代と幅広い方が参加してくれています。中には親子で通われる方も。また教室を開く場所探しに困ることもなく、助かっています。

おけいこタウンのメリットを教えてください

九州電力さんが主宰されているというのはやはり安心感があります。現在は、「きゅうでんe-住まいる福岡」でレッスンを行っていますが、分かりやすく、生徒さんに案内しやすいのもメリットですね。レッスンの内容や告知についてなど、迷ったときは事務局の方に相談すると、とても丁寧にフォローしてくださるのもありがたいです。

これからおけいこタウンを利用しようと考えている方にメッセージを

これだけ立地条件がよく、きめ細やかにサポートしてくれるカルチャースクールというのは少ないのではないでしょうか。手数料の面も、福岡中心エリアのほかのスクールに比べてもずいぶん優遇されていると感じます。

 

何曜日の何時から、と毎週決まった日時の開講ではなく、自分でスケジュールを立てて、都度「この曜日のこの時間」と決められるのも助かっています。場所探しやスケジュールの立て方がネックとなり困っている方には、特におすすめしたいです。

 

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