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SDGs 目標 8「働きがいも経済成⻑も」その内容やこれからの働き方とは?
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2022.02.25

SDGs 目標 8「働きがいも経済成⻑も」その内容やこれからの働き方とは?

2015 年 9 月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」。こ の文書の中核となるのが SDGs(持続可能な開発目標)です。SDGs は 17 の目標と 169 の ターゲットから構成されています。その目標のうち、働き方や経済成⻑に関する目標が SDGs 目標 8「働きがいも経済成⻑も」です。今回は、この目標 8 とはどのようなものなの か、その実現のためにやるべきこと、そしてこれからの働き方と身近でできることをご紹介 していきます。

SDGs目標8「働きがいも経済成長も」とは?

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「地球上の誰一人取り残さない世界」を目指す国際目標です。社会問題や環境問題などに対し、17の目標と169のターゲットが設定され、2030年までに目標を達成するよう定められています。

 

そもそもSDGsとは?SDGsについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【これを読めばわかる】SDGsとは?その意味や目標をわかりやすく解説!

 

 そのSDGsの目標8「働きがいも経済成長も」は、世界中全ての人のための継続的かつ包摂的で持続可能な経済成長と、生産的な雇用及びディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を目指しているものです。経済成長を持続させるためには、生産性の高い産業の拡大が必要となるでしょう。また、労働者の収入や就業機会などを平等にし、誰もが適切かつ継続的に働ける環境づくりが重要です。

 

SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」は、下記12のターゲットから構成されています。

8.1

各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。

8.2

高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。

8.3

生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。

8.4

2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導の下、持続可能な消費と生産に関する10か年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。

8.5

2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一価値の労働についての同一賃金を達成する。

8.6

2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。

8.7

強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終らせるための緊急かつ効果的な措置の実施、最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅を確保する。2025年までに児童兵士の募集と使用を含むあらゆる形態の児童労働を撲滅する。

8.8

移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。

8.9

2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。

8.10

国内の金融機関の能力を強化し、全ての人々の銀行取引、保険及び金融サービスへのアクセスを促進・拡大する。

8.a

後発開発途上国への貿易関連技術支援のための拡大統合フレームワーク(EIF)などを通じた支援を含む、開発途上国、特に後発開発途上国に対する貿易のための援助を拡大する。

8.12

2020年までに、若年雇用のための世界的戦略及び国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。

出典:外務省 SDGs Action Platform

 

上記のように、ターゲットでは2030年までに達成すべき目標が具体的に掲げられています。全体の内容としては、経済成長を目指しながら、世界中全ての人々が幸せに暮らしていけるような雇用体系を整えていこうというものです。収入などの不平等を打開するために、持続可能な経済成長を目指しており、それを実現するための持続可能な雇用の拡大をターゲットとして定めているのです。

 

ディーセント・ワークを実現するためには?


SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」を達成するために重要なのが、ディーセント・ワークです。ここからは、ディーセント・ワークについてご紹介していきます。

 

ディーセント・ワークとは?

ディーセント・ワークとは「働きがいのある人間らしい仕事」を指します。1997年に開催された第87回国際労働機関(International Labour OrganizationILO)総会において、事務局長のフアン・ソマビア氏が就任時のスローガンとして掲げたのが始まりです。

 

ディーセント・ワークが注目されるようになった背景には、世界的な貧困の問題があります。20億人を超える人々が1日わずか2ドルにも満たない金額での生活を余儀なくされているのです。

 

さらには、グローバル化によって所得格差が深刻になり、日本においても所得格差が広がっているのが現状です。厚生労働省が2020年に公表した「2019年国民生活基礎調査」によると、2018年の日本の相対的貧困率は15.4%となっています。このことから、グローバル化による貧困は日本も他人事ではないことがわかるでしょう。

 

ディーセント・ワーク実現のための8つのチェック項目

ディーセント・ワークを実現するためには、下記8つのチェック項目があります。

1

安定して働く機会がある。

2

収入は十分(生活し、今後に備えて貯蓄ができる賃金)である。

3

仕事とプライベート(家庭生活)のバランスが取れている(長時間労働に苦しんでいない)。

4

雇用保険、医療・年金制度に加入している。

5

仕事で性別 (女性だから、男性だから)、性自認(LGBTi)による不当な扱いを感じることはない。

6

仕事で身体的、精神的危険を感じることはない。

7

働く人の権利が保障されていて(組合に入れる、作れる、会社と交渉できる)、職場での相談先がある。

8

自己の成長、働きがいを感じることができる。

出典:日本労働組合総連合会

 

上記の8つの項目が満たされることで、ディーセント・ワークを実現することができるのです。

 

日本におけるディーセント・ワークに対する取り組み

ディーセント・ワークを実現するための取り組みとして、「働き方改革」が挙げられるでしょう。働き方改革とは、働く人々が個々の事情に応じて柔軟な働き方を選択できることを目指すものです。長時間労働の是正や、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保などのためにさまざまな措置が施行されています。

 

また、性別による不当な扱いを是正するために2016年には「女性活躍推進法」が成立し、女性が活躍している情報の「見える化」や、経済分野における女性リーダーの育成などが行われています。

 

SDGs目標8の達成に向けたこれからの働き方と私たちが身近でできること

SDGs目標8の達成に向けて、これからどのような働き方が考えられるのでしょうか。また、目標達成に向けて私たちが身近でできることはどのようなことなのでしょうか。

最後に、これからの働き方と私たちが身近でできることをご紹介していきます。

 

これからの働き方

新型コロナウイルス感染症拡大により、テレワークの導入が急速に進んでいます。コロナ禍で働き方が一変した人も少なくないでしょう。

また、日本では高齢化と人口減少が進んでおり、経済活動を担う生産年齢人口(1564歳)が減っていくことが予想されています。

 

このような中、シニア人材の活用や移民政策、若い世代の価値観やテレワークの一般化によって、これからの働き方は大きく変わっていくでしょう。企業であれば、将来的にもずっと働きたいと従業員に思ってもらえる職場環境整備が自社の持続可能性にもつながります。

 

今後は、働き方や制度でワークライフバランスを実現し、多様性を尊重した「ダイバーシティ経営」によって誰もが活躍できる会社を目指すことが望まれるでしょう。

 

私たちが身近でできること

地産地消で地元の経済を活性化させる

経済を活性化させるためには、地方にも仕事を創出していくことが大切でしょう。そこでキーワードとなるのが「地産地消」です。本来は「地元で育った野菜を地元で消費する」という意味ですが、農作物に限らず食品や商品も含めます。世界中どこからでも手軽に商品が手に入る時代だからこそ、まずは地元の商品の魅力を知ることから始めましょう。

 

有給休暇などを有効活用し、しっかりと休暇をとる

有給休暇を活用し、十分な休息をとりましょう。また、日本では使用者に原則として18時間、週40時間を超える労働をさせないよう労働基準法において法定労働時間が定められています。月80時間以上の時間外労働は、病気や過労死、自殺のリスクなどが高まるといわれています。14時間以上の時間外労働を避け、しっかりと休暇をとりましょう。

 

おけいこタウンなど地域に根づいたコミュニティで活躍する

おけいこタウンは、九州7県で先生と生徒をマッチングするサービスです。「人と人が触れ合う場所」を提供することで、地域に根づいたコミュニティをつくることを目指しています。おけいこタウンに登録し、先生として活躍することで、地域の経済活性化の一端を担うことができるでしょう。

まとめ


今回は、SDGs目標8「働きがいも経済成長も」について詳しくご紹介しました。世界的に失業率は上昇し、経済成長は低迷しているのが現状です。

 

まずは、SDGs目標8「働きがいも経済成長も」とはどのようなものなのか内容を正しく理解し、身近でできる取り組みを考えていきましょう。

 

SDGs目標8の達成に向けて、働きがいのある仕事に就いたり、地域とのつながりを持ち、地元の経済を活性化させたりすることは非常に有意義です。先生として地元で活躍したいと考えている方は、是非おけいこタウンに登録して、先生としてSDGs目標達成に貢献してください。

 

先生として活躍することは、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成にもつながります。

SDGs目標4について、詳しくは下記の記事をご覧ください。

SDGs 目標4「質の高い教育をみんなに」私たちにできることは?取り組み事例もご紹介
おけいこタウン|学びたい人と教えたい人のお稽古マッチング